基本ルール

【基本ルールとは?】
ゴレイロでプレーするにあたり、フットサル独自のルールを覚えておく必要があります。
このページでは、ゴレイロに関する独自のルールについて解説します。

1.ゴールクリアランス

  「サッカーから初めてフットサルをプレーする人は注意」

これは初めてフットサルをやる場合に覚えれば良い基本ルールですが、意外に知らないでプレーしている人を見かけます。サッカーの場合、ゴールライン から出た場合は、「ゴールキック」としてキックで再開しますが、フットサルではスローで再開します。これを「ゴールクリアランス」と呼びます。

クリアランスのルールとして、

・必ずゴールエリア内から投げること

・受けるFPは、必ずゴールエリア外で受けること

があります。なお、この違反の場合相手ボールになると思いがちですが、「やり直し」になるのも覚えておきたいルールです。

なお、小学生や芸能人女子リーグ等、一部ではこのクリアランスをセンターラインの手前で一度ワンバウンドしなければならない、というルールがありま す。これは「投げ合い」となる展開を抑制するためのルールです。

 

2.4秒ルール

 「基本中の基本となる大事なルール」

フットサル独自のルールとして、FPに4秒ルールが課せられています。これはコーナーやキックイン、フリーキックを4秒以内に行わなければ相手ボー ルというルールです。これにより、スピーディーな展開がフットサルの魅力となっています。

ゴレイロにも同様に4秒ルールが課せられています。

・ゴールクリアランスで、投げられる状態になってから(エリア内に入ってからでないので注意)

・ハーフラインの手前でボールを保持した時(手はもちろん、足でのキープも同様です)

主に犯しやすいのはゴールクリアランス時。パスの出し所が見つからず、4秒ルールに抵触し、相手の間接フリーキックになる場合です。6mライン上か らのスタートとなるため、必ず決定的なピンチとなってしまいます。

これを防ぐためにも…

・常に自分の意識の中で4秒をカウントする

・出し所がない場合は大きく前やサイドラインに投げてしまい、反則を犯さない習慣をつけましょう。

3.バックパス

「犯せば相手の決定的なチャンス」

一度ゴレイロが保持したボールを、ハーフラインを超える前、もしくは相手が触れる前にもう一度触れると、バックパスとなります。初心者が最も犯す反則となり、相手のフリーキックで決定的なピンチとなりますので十分注意しましょう。

なお、味方陣内でのフリーキックやキックインをゴレイロが蹴る例を見かけますが、セットプレーでボールが止まっても、バックパスの対象となります。 どうしても他に方法がない時以外は、ボールに‘近寄らず’にFPに蹴らせるようにしましょう。(近くにいると、プレー開始可能と判断されて4秒のカウントが始まる場合があります。)

★【重要】2010年7月より、以下のルール変更が行われました。★

<変更前>

ボールをクリアした後、ボールがハーフウェイラインを越える前に、または相手競技者によって触られるかプレーされる前に、味方競技者から意図的にパスされたボールを受ける。

<変更後>

ゴールキーパーが、保持していたボールを離した後、相手側によって触れられるかプレーされる前に、自分自身のハーフ内で味方競技者からボールを受ける。

今まで一度ゴールキーパーがボールをリリースした後、ハーフウェイラインを越えれば無条件に再び自陣内でゴールキーパーがボールを受ける事ができたのですが、改正後はハーフウェイラインを越えて再び自陣でボールを受けると反則となります。それを防ぐ為にはボールをリリースした後、自陣内、相手陣内に関わらず相手競技者がボールに触れるか、相手陣内で再びボールを受けなくてはならなくなります。

改正情報はここまでです。

なお、初心者の方で、フットサルのルールそのものをこれから覚える方は以下のサイト等で確認後、このゴレイロルールを覚えるとよいでしょう。

・競技規則完全版(日本サッカー協会)

http://www.jfa.or.jp/match/rules/ (長文)

フットサル用語集という便利なサイトもあります。これからフットサルを始める方が、最初に一気読みするのに、特に適しています。経験者の方も、中々読み応えがあるので、お勧めです。これを全部読めば、プレー経験で数か月分の情報を先取りできます。

http://www.futsal-times.com/kikuchi/index.html

・J-FUTSALのサイトで、フットサルの基本の基本が解説されています。

https://j-futsal.jfa.jp/know/futsal.php