コート床材
このページでは、フットサルで使われるコート床材を紹介します。フットサルの「サル」の語源は「サルーン=屋内・室内」。そう、フットサルはインドアでやるのが、本来の形なのです。日本においては、遊休地の有効利用という形でフットサル場が普及したため屋外が多いですが、豆知識として覚えておきましょう。
(1)【インドア】タラフレックス 推奨度:★★★★★(最高レベル)
2004年フットサルワールドカップで使用された、フットサルに最も適しているとも言われる床材。硬さや反発も丁度良く、滑りも良いので、特にゴレイロにとっては最高のコート環境と言える。日本では「世界最高のフットサル専用施設」と言われる、Fリーグ・名古屋オーシャンズのホーム、「オーシャンアリーナ」が有名。
関東では、F-NETの所有するFFC東川口が2面を完備。屋内コートのため、雨天や強風の影響を受けない点も〇。まだ利用したことがない人は、是非一度経験して、屋外の芝生型コートとの違いを実感して欲しい。
FFC東川口のコート説明はこちらから。http://www.futsalclub.com/h-kawaguchi/shisetsu.html
(2)【インドア】木材 推奨度★★★★☆
主に、公共の体育館で使われる材質。あらゆるスポーツに適応が可能。インドアコートの代表的な材質。学校の体育館でお馴染み。欠点としては、公共の体育館の場合、多くの人が使うため、表面が薄く砂で汚れているような状態になることが多く、フットサルに必要な細かいストップで滑ることがあること。
(3)【インドア】スポーツコート 推奨度:★★★☆☆
Fリーグのセントラル開催などで使われる、可動式のコート。約30cmのタイルをつなぎ合わせてフットサルコートを作る。体育館の上にそのまま敷設されることが多い。メジャーである一方、素材が硬いため、転倒して頭部や肘を強打すると怪我をしやすい。また腰や足への反発も大きいため、疲労が残りやすいのが難点。移動できるというメリットが大きいので、今後も使われ続けられるだろう。
関東では、ミズノフットサルプラザ千住、同味の素スタジアム、フィスコフットサルアリーナ豊島園等が採用。関西では、マグフットサルプラザに3面の大型コートあり。「スポーツコート」で検索すると、全国の導入実績あり。写真はMFP千住のインドアコートのホームページが出典のイメージ写真(スポーツコートにも、更に材質や形状の違いあり)。
(4)【屋外(インドアもあり)】短芝コート 推奨度:★★★☆☆
最近は(5)のロングパイルに張り替えられることが多いが、いわゆるカーペット状の材質で、ボールの走りはインドアと同様。難点はスライディングすると擦り傷ができること、雨が降るとフラットシューズでは大変プレーがし難くなること。基本はフラットシューズを利用し、雨の時にはイボシューズに替えるのがベスト。
(5)【屋外(インドアもあり)】ゴムチップ入り・ロングパイルコート 推奨度:★★★★☆(競技チーム以外にはお勧め)
日本のコートで最も多いコート材質。元々天然芝を養生できない地域に、天然芝と同じような人口素材として開発された素材。東京ドーム等の野球場でも代替天然芝として使われる。クッションが良く、足腰への負担の少ないコート。また撥水性も良く、多少の雨天であればプレーが可能。通常、「イボ」シューズを使うことが多い。長所が多いため、日本で最も使われるコート材となった。難点は、芝が長いため、ボールの滑りが悪く、普段インドアでプレーしている競技志向チームには向かないこと。
FーNETではFFC柏で使われ、3面を縦に使って8人制サッカーも開催されている。
FFC柏のコート説明はこちら。http://www.futsalclub.com/kashiwa/shisetsu.html